わがままを全部叶えてくれた木の住まい





「以前住んでいた家は中古住宅で庇が深く、一日中電気をつけていないと暗くてじめじめして、『陽のあたる家に住みたい!』というのが家族全員の願いでした。とにかく寒いのが嫌だということで、住宅雑誌や、いいなと思う家は頼んで見せてもらったりして、断熱のことは特に熱心に調べたりしたんです。でも建築士の神家昭雄さんが「自然の素材で出来た家には昔から伝えられた暮らしの知恵が詰まっているんだから、心配するまでもないことだよ」と言ってくださって、まさに『目からウロコ』でしたね。対面キッチンや吹抜けの明るいリビング、そしてご主人念願の暖炉、太い表しになった梁・・・ありったけの夢を詰め込んで、図面がやっと出来上がりました。


最後に予算との帳尻を合わせるため、ここだけ珪藻土を塗らずにボードのままにした子ども部屋。将来は仕切る予定なのでかえって良かったかも、とご夫婦。
工事が始まってからは隣接する母屋から毎日のようにご主人が見学、もとい、チェックに訪れ、気になったところはどんどん変更していったそう。「壁の珪藻土を自分で塗りたいと言ってみて準備してもらったのに結局できなくてやってもらったり、本当にわがままばっかり言いました(笑)。それでも嫌な顔ひとつせずに全部聞き入れて下さって。建具や造りつけのカウンターなんかは、予算もないのに『あらい』さんのこだわりでワンランク上の素材を使ってくださったみたい。感謝しています」とご主人が言えば「上棟後の台風が来たときなんて、他にないくらいブルーシートでぐるぐる巻きにして下さって、『大事にされているんだな』と感激してしまいました」と奥様もにっこり。工期が延びた引渡し前には大工さんたちが休日返上で頑張ってくれたそうです。この日、造りつけのダイニングにぴったりの椅子が6脚届きました。早速家族みんなでテーブルについて、M家の新しい毎日が始まります。